内容説明
悔いは残さない。その一念でやってきた―ひたすら前を向き、信念を貫き通した男の生き様。すべての野球ファンに愛された男・ミスタードラゴンズ野球人生を綴った初の自叙伝。
目次
第1章 運命―ドラフト会議
第2章 スタート―新人時代
第3章 原点―少年期の思い出
第4章 出会い―PL学園時代
第5章 気力―1990年代
第6章 スタッフ―2000本安打前後
第7章 転機―レギュラー争い
第8章 決断―2007、8年
第9章 最後のシーズン(2009年)
エピローグ 第二幕に向けて
著者等紹介
立浪和義[タツナミカズヨシ]
1969年生まれ、大阪府出身。1988年、PL学園からドラフト1位で中日ドラゴンズ入団。1年目からレギュラーとして活躍し、最優秀新人(新人王)、ゴールデングラブ賞を受賞。22年間の現役生活において、通算2480安打、日本記録となる487本の二塁打、通算5度のゴールデングラブ賞受賞など、数々の実績を残す。2008年からは打撃コーチを兼任し、2009年、多くのファンに惜しまれつつ引退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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おしゃべりメガネ
134
'ミスター・ドラゴンズ'立浪選手の著書です。決して体格に恵まれているワケではなく、プロ野球選手としては小柄な立浪さんがプロ22年を過ごし、2000本安打まで達成する偉業を成し遂げるコトができた理由は本書を読むとよくわかります。改めてわかったコトですが、怪我の影響で実は右手の人差し指や薬指が満足に機能していなかったコトには驚きを隠せませんでした。それでもなお、アレだけの守備を披露してくれたのですから、やはり立浪選手のプロ意識、パフォーマンスはハンパではないですね。引退するトキの章は涙が止まらなかったです。2018/12/12
森林・米・畑
25
ミスタードラゴンズ立浪選手の引退までの自伝。PL学園春夏連覇の主将で高卒1年目からレギュラーと華々しい活躍も、小さい身体や怪我などのアクシデントを乗り越え2450安打。長く続けられたのは、技術以外に周りの人への感謝や謙虚な気持ちが大切と説く。晩年は試合に出れない代打の苦悩や苦労。あのナゴヤドームで代打で出た時の歓声は凄かった。そろそろ満を持して監督としてユニフォームで戻ってきてほしい。2021/07/23
ベンアル
14
シーズンに入る前に再読。落合時代の著書や動画を見た後に再読するとまた違った新鮮さがある。代打立浪の盛り上がりは鳥肌が立った。あの時の声援を思い返して立浪と中日にエールを送りたい。2024/03/14
tokkun1002
10
2010年。前年に引退した立浪和義選手。入団から退団迄の野球人生を語る。あの時何があり何を考えどうしてきたのか。とても興味深く読めた。野球好きにも満足出来る一冊ではないでしょうか。[中日ドラゴンズ]2020/02/04
ベンアル
9
ナゴドのイオンで購入。実家に新幹線で帰りがてら一気に読めた。中日ドラゴンズの立浪監督の野球を始めてから引退までのエピソードが綴られている。立浪は星野が好きで、落合とは合わなかったことが本を読んで良くわかった。特に、落合時代にレギュラーから外されたエラー、その前の試合で5打数5安打だったこと、レギュラーから外れることに対して一言なかったこと等怒りを感じた。2022/12/29