内容説明
人間魚雷「回天」を搭載し遥か南太平洋に出撃した潜水艦の乗組員が語るあの瞬間の真実とは…。
目次
第1章 伊366潜水艦(伊号第366潜水艦とは;一回目の出撃 ほか)
第2章 生か、死か…死闘の数々(八十七mまで沈下した伊366;伊号第366潜水艦乗組員名簿 ほか)
第3章 三軍神の出撃(出撃;成瀬謙治中尉の遺書)
第4章 潜航中、終戦の報を聞く(回天発進後;戦後処分)
著者等紹介
池田勝武[イケダカツタケ]
大正15年10月4日、横浜市生まれ。私立関東学院4年1学期中途退学。昭和17年9月1日、海外横須賀第2海兵団入団。昭和18年4月、海軍水雷学校卒業。同年12月、海軍潜水学校卒業。昭和19年4月、新造艦伊号第366潜水艦艤装員として神戸三菱造船所にて乗艦。昭和19年8月3日、竣工と同時に乗組員となり、潜詑手に任命される。この時から21年4月1日、長崎県五島列島キナイ島16マイルにて米軍により爆破処分されるまで乗艦勤務。その後復員して日本大学専門部芸術科に入学。昭和24年、卒業後、家業手伝い「木工部」。父親が経営する葡萄酒工場が倒産。自立して材木商・建築業等を経営したが、失敗。倒産廃業、生活苦に陥る。その後、土工、沖人足、農家の手伝い、松杉立木の伐採、山の草刈、田植えの手伝い等々をして生活する。昭和43年、友人の紹介で三菱商事傘下の会社の業務部陸運課に入社。業務部長代理までなり、定年60歳で退職。タクシードライバーアルバイト15年間。75歳で退職し、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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