内容説明
「植物状態」とかつて言われた脳障害。不本意ながら、それと闘う運命となった息子。彼を通して家族と、医師や看護師たちを含めた社会が手をつなぎあえたなら、いつしかきっと…。将来を見つめる母の視線は、ポジティブ。
目次
憔悴なんかしてられない
輪禍その四季
同い年の救命者
夕顔の道
祐二(十一歳当時)の童話『さよならピッキー』
吠える
人生いろいろ桜もいろいろ
君のおかげだよ
息子の相棒ライリー
我が家族ライリー〔ほか〕
著者等紹介
舘野ひろ子[タテノヒロコ]
1938年横浜市中区山下町に生まれる。1945年宇都宮市に移住。県立宇都宮女子高等学校、国立宇都宮大学を経て、教員となる。1981年胃がんの摘出手術を受け、それ以後、随筆等文学活動に入る。随筆、創作作品で宇都宮市民芸術祭賞・栃木県準文芸賞等20作品受賞。2003年息子が輪禍遭遇による意識障害となり看護生活の日々となる。2005年随筆集『夫とコーヒー』が、碧天エッセイグランプリエッセイスト大賞受賞。宇都宮市民芸術祭随筆部門審査員、人権擁護委員、盲導犬を愛する会会員、栃木県文芸家協会会員、宇都宮ずいひつの会会員、更生保護女性会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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