内容説明
教員として教育現場の最前線に立ちながら、広島県高等学校教職員組合の分会長として国家権力による教育・職場支配に対し、直接民主主義としての評議会(人民権力)を対峙させて闘った著者が、折々に執筆してきた論考をまとめた一書。現代社会と教育現場に蔓延する様々な問題や子供たちを巻き込む事件を取り上げ、その根本原因を探り、解決への道を示す。
目次
第1部 学校教育と青少年問題とは何か。その基本認識と正しい政策について!(現代社会における学校教育と、教師・生徒の諸問題についての人民戦線政策!;教育現場における教師と生徒の諸問題に関する実践論!;私たちの家庭建設と青少年問題について! ほか)
第2部 学校教育と教育労働者(知的労働者)の責任と任務は何か!(「日の丸・君が代」問題闘争報告;日教組はどこへ行くのか?;学校教育と青少年問題についての教研集会レポート! ほか)
第3部 学校教職員労働者の運動と闘いについて。現場からの報告!(改良主義的労働運動か、それとも評議会を目指す人民戦線的労働運動か!(「99年広島東地区支部同期会」2007年基調報告)
日教組の対案路線と真の教育改革
組合年休(破り年休)と自己申告拒否闘争 ほか)
資料 人民評議会について
著者等紹介
梅原秀臣[ウメハラヒデオミ]
1946年、広島県生まれ。東京学芸大学大学院修了。都立墨田工業高等学校(定時制)、広島県立白木高等学校、同県立海田高等学校、同県立賀茂高等学校、同県立広島工業高等学校、同県立熊野高等学校、同県立高陽高等学校(再任用)の教諭を歴任。この間、高教組各分会で、書記長、分会長等に就任。また独自に階級的行動派労働運動研究会を組織、代表として中核幹部の人民戦線思想についての学習会(社会科学研究会)を行う。現―日本人民戦線・労働部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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