内容説明
勘太は学校から戻ると天気の悪い日以外はほぼ毎日ベンチに座って車を眺めていた。この行動は小学校の高学年になっても毎日のように続いていた。昭和六十年、小学校五年生になったあの事故までは…。高度経済成長、円高、バブル経済と社会の激しい変化に翻弄されながらも真摯に生きた一人の女性の姿を通して、信じ合い愛し合う家族をリアルに描いた物語。
著者等紹介
小川栞[オガワシオリ]
1955年、東京都に生まれる。現在、千葉県在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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