内容説明
世の中の「対」の存在(双生児・民族・思想学派)から、人間のバランス構造を分析。その思考を踏まえて、絵画や図形にみられる「対立関係」(幼児の絵、国境線、アルファベットの字形)や、「柔軟性と剛直性」(路線図、案内図、地図の塗り分け)など、一般社会の事象を、数学上の定理に発展させて考察する。柔軟な発想を持つことで、数学をより身近にわかりやすく学べる。
目次
序論 対の探訪―世の中の柔剛バランス(EZ、きょうだい、民族;性格、特徴 ほか)
本論1 数学上での対探訪(幼児と児童の絵・図;県・州・国境の区画線 ほか)
本論2 数学上での柔軟と剛直(“針金”と“木棒”による図形;“ゴム膜上”と“鉄板上”の図形 ほか)
発展編 『不思議問題』に挑戦!(パンツ抜き(チョッキ脱ぎ)
メービウスの帯 ほか)
資料編 数学への基礎知識―数学とは何か?そしてナゼ学ぶのか(数学を創造・発展させた民族・国家;数学の“革命的発想(節)”の発展 ほか)
著者等紹介
仲田紀夫[ナカダノリオ]
1925年東京に生まれる。東京高等師範学校数学科、東京教育大学教育学科卒業(いずれも、現在筑波大学)。(元)東京大学教育学部附属中学・高校教諭、東京大学・筑波大学・電気通信大学各講師。(前)埼玉大学教育学部教授、埼玉大学附属中学校校長。(現在)『社会数学』学者、数学旅行作家として活躍。「日本数学教育学会」名誉会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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