内容説明
“癌の闘病生活なのに、少しも暗くならずにいられたのは先生のおかげかな。胃や脾臓だけでなく、私の心まで、その鋭利なメスで切り取っていってしまった。まるでTVドラマやな”祐子は今、春の午後の日差しの中で、高村を想っている―入院中の病棟で展開する、祐子の爽やかで快活な闘病の日々。
著者等紹介
阿端萌窪[アバタモエクボ]
鳥取県生まれ。44歳のときに癌を発見するも、持ち前の明るさとたくましさで克服。その後、転移が見つかり入退院を繰り返す。2008年9月6日、永眠。享年50歳。『サプライズ―世界で一番幸せな片想い』が最初で最後の著書となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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