内容説明
つまるところ、医は哲学なのです。日本人の2人に1人ががんになる時代 病に対する人間の真の勝利をさぐる在宅ホスピスのリアル。
目次
はじめに―在宅ホスピス、二年経過
追いつめられて―Aさんの場合
じっとしてなんかいられない―Bさんの場合
飛行機のシートベルトみたいに―後藤先生の戸惑い
食べられないのは悪いこと?―Cさんの場合
生きている価値を見つけたい―Dさんの場合
夜明け前の電話が告げるもの―Eさんの場合
清水の舞台から飛び降りる―Fさんの場合
メメント・モリ―Gさんと家族の場合
次代へのバトン―Hさんの学び
おわりに―赤サイレンをゲットするまでの話
著者等紹介
渡辺邦彦[ワタナベクニヒコ]
1959年7月9日生まれ。1978年獨協高等学校卒業。1984年獨協医科大学卒業。1990年獨協医科大学大学院修了(医学博士)。1991年日本脳神経外科学会専門医。獨協医科大学脳神経外科臨床講師。とちの木病院脳神経外科医長。栃木県立がんセンター脳神経外科医長・同緩和医療部部長代理。現在、医療法人陽気会在宅ホスピス・とちの木所長、獨協医科大学非常勤講師。国立がんセンター生物学部、スイス・チューリヒ大学、フランス・リヨン国際癌研究機構にて脳腫瘍の研究に従事。ピースハウスホスピス(秦野)、オーストラリア・ニュージーランドで緩和ケア研修。1997年日本脳神経外科学会奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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