内容説明
十八歳からドラッグにハマり、十数年の獄中生活を余儀なくされた。そんな著者が塀の中で書き綴った日記が本書。
著者等紹介
藤田稔則［フジタトシノリ］
北海道富良野市生まれの釧路育ち。現在は埼玉県に在住。かつて覚せい剤、傷害事件を犯し、服役した経験がある。書道準師範。ペン字７段。全道の書道展（ペン字）で特選５回。全道の文芸作品コンクールで書道の部で第１席３度入賞。ペン字の部で第１席４度入賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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あや
2
麻薬で投獄されての獄中日記。真摯な反省と心機一転の念が、素朴な文章だからこそ切々と伝わる。逮捕のきっかけは火事から老人を助けたことであり、獄中で書道に目覚めて師範級に近い全国的な表彰までされている。他害的な罪でなくとも罪はよくないことではあるが、法律に触れていないというだけでもっとずるい気持ちや行為でのうのうと暮らしている人間はそこら中にいるのではないだろうか。今この場所から何ができるか、監獄にいないからこそ自分もちゃんと考えていきたい。2023/09/09
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