内容説明
二十歳であなたに出会った。いつか外国で仕事をしたい、だから英語をがんばるの―。あの頃、世の中も男女のことも何も知らず、ただ生真面目で純粋だった。フランスに帰国する恋人の、あまりにも突然の死の知らせ。泣き苦しみ孤立する私を、彼の友人がいつも見守ってくれていた。ふとその眼をのぞき込んだとき、そこに見えたのは真実の愛なのか…。悲哀、嫉妬、とめどない恋ごころ。渦巻く激情に翻弄される少女は、愛のきびしさに目覚め、やがてひとりの女性になっていく―。
著者等紹介
高橋くるみ［タカハシクルミ］
１９７０年生。結婚のためヨーロッパに移り住み、現地の言葉と文化を学ぶ。現在は夫の転職に伴い、東京都在住。家事と育児に専念している（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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