内容説明
華族の血を受け継ぐ栄子は、赤ん坊の頃、実母と死別。間もなく実父や兄から離され、寺の養女となる。そこでは義母杉江による栄子へのいじめが始まっていた。暴力、監禁などを身をもって体験した著者が、かつての幼児虐待の顛末を小説化。今あらためて、前向きに生きる方向性と周囲への理解を求める。
著者等紹介
本郷栄子[ホンゴウエイコ]
1933年広島県生まれ。1954年京都女子大学短期大学部国文科卒業。同年京都市内の中学校勤務。1955年米国原爆傷害調査委員会(現・放射線影響研究所)勤務。1956年結婚して退職し、現在は専業主婦(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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