内容説明
その町へ続く道は、満月の光と青い闇に包まれている。何かに引かれるように秋江が訪れた「唄月岬」。そこに住む人々が、彼女の心の痛みを少しずつ癒してくれた。リゾート開発問題に揺れるこの町を守るため、そして自分を受け入れてくれた人達に恩返しをするために、秋江はある計画を実行する―。海辺の小さな町に伝わる昔話と、行方不明の青年が残した謎をめぐって展開する温かな物語。
著者等紹介
水科史朗[ミズシナシロウ]
1965年東京都生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。