内容説明
故郷の街に戻り、宮司の職を継いだ主人公・浦木真吾は、行き交う人々に声を掛け始める。福塩線で出会い、知り合った高校生らとの心の交流を爽やかに綴る。広島県の田舎町の風景と共に、人々の姿が等身大に描かれる。
著者等紹介
後藤和人[ゴトウカズト]
1927年、広島県北の吉舎町に生まれる。旧制日彰館中学校、国学院大学文学部卒業。広島、兵庫の公立高校の教諭を経て、弓削商船高等専門学校講師(カウンセリング担当)。艮神社、尾崎神社、大蔵神社、巌島神社の宮司。主な著書に『犬神』サンデー毎日第51回大衆文芸賞入選ほか。2008年1月、急逝。享年80歳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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