内容説明
企業組合として成功している3例を紹介し、自ら企業組合を興し取りまとめた苦い体験も盛り込みながら、転職や復職を考えている人々に、社会起業活動参加への具体的・実践的道筋を示す指南書。
目次
第1章 起業の背景となる経済環境はどうか(第三次ベンチャーブーム終焉(?)の要因は経済環境の悪化等
増加傾向を続ける中高年世代の新規開業と起業化したある友人)
第2章 起業家活動に関する分析フレームワークをどう策定するか(起業家を定義・区分し、失敗原因を探る;起業機会の認識とは、社会・経済・経営環境が発信した顧客とマーケットの欲求変化を起業家や予備軍が認めるプロセス ほか)
第3章 企業組合の事例を紹介し、ABCファクトリーの役割を探る(事業協同組合は中小企業者の協同経済組織であり、企業組合は小生産者の協同生産組織;企業組合活動の事例を紹介 ほか)
第4章 本研究の成果と今後の課題(本研究の成果―起業家活動の分析フレームワークを構築し、事業創造協働企業組合を事例に検討したことで三点が明らかになった;ABCファクトリーの事業コンセプトを再構築してみる ほか)
第5章 ずばり、新規事業を成功させるための条件を公開!(自社の事業領域を徹底的に見直し、「死に体事業」を捨て、「有望事業」に経営資源を集中投下させるべし;競争の激しい成長業界に参入する場合の三条件 ほか)
著者等紹介
朝岡敏春[アサオカトシハル]
1952年1月生まれ。北海道大学大学院経済学研究科修士課程修了(MBA)。朝岡経営事務所所長(経営コンサルタント)。(株)三松事業部統轄マネジャーを経て、1985年から経営コンサルタント活動を始める。87年、札幌市に朝岡経営事務所を創設。札幌市、札幌商工会議所、各工業団地、各業界セミナー、講演会、企業内教育と精力的に取り組む。「人材育成・企業発展に使命をもつ」をモットーに、次々と再建企業から高収益企業を生み出す。業績第一主義とした現地、現場発想から中小・中堅企業の経営戦略の策定および実行を支援、特に企業風土の意識改革、活性化を通じた企業革新に数多く取り組んでいる。実践による経営指導、新規事業創造開発支援、起業化実現支援、営業強化研修から階層別研修など幅広く様々な業種・業態で活動している。事業創造協働企業組合理事、社団法人北海道シルバーサービス振興会企画委員長。札幌商工会議所部会常任委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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