昭和の遺言 十五年戦争―兵士が語った戦争の真実

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 476p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784286045955
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0095

内容説明

従軍兵士の戦場体験があぶりだす十五年戦争の真実。「戦争の真実は兵士のみが知る」といわれる。本書は、満州事変・日中戦争・アジア太平洋戦争に従軍した200人近い兵士たちへの聞きとりをもとに書かれた、十五年戦争の通史である。「昭和の遺言」ともいうべき兵士たちの貴重な証言をまとめた、十五年戦争の真実をつたえる決定版。

目次

序章 十五年戦争をどう書くか
第1章 満州事変
第2章 日中戦争
第3章 アジア太平洋戦争第一・二期
第4章 アジア太平洋戦争第三期
第5章 ソ連の満州侵攻と日本人抑留
終章 十五年戦争をふりかえって

著者等紹介

仙田実[センダミノル]
1925(大正14)年生まれ。地方史研究家。岡山県和気郡の公立中学校の社会科教師をへて、同郡北部教育委員会指導主事、就実大学講師、備前市文化財保護審議委員などを歴任。2007(平成19)年永眠

仙田典子[センダノリコ]
1956(昭和31)年生まれ。高校教師、日曜翻訳家をへて、現在は主婦もどき。親の介護をしながら、家庭や地域でできるエコロジカル・ライフを試行中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マウンテンゴリラ

2
満州事変からアジア・太平洋戦争の終結まで、いわゆる十五年戦争の全体をしっかりと振り返ることが出来るという意味において、郷土史を超えた重厚さがあると感じた。日本が犯した、あるいは挑んだ最大にして最悪の出来事がこの十五年間に起こったこと、そして、現在が豊かで、命の保証さえあれば、平気で忘れ去れるような日本人にいとも容易に変貌してしまったこと。直接そのようなことには触れられていないが、そう考えさせられるような分厚さがあった。そして、そこに実際に関わった、郷土の人々の事実と思いが綴られているという点に、→(2)2018/08/11

ちっすま

0
著者が岡山県の元軍人およびその親族・友人に話を聞いたところから、15年戦争の実態を伝える本。ここで話を聞いた元軍人は、ほとんどが下士官以下で、最前線にいた人たちである。戦争から60年以上たってからの話のため、記憶が全て正しいわけではないと思うが、凄惨な戦争時の状況が色々なエピソードとともに紹介されている。2016/05/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/697730
  • ご注意事項