内容説明
この物語は異国の地で「くも膜下出血」で倒れ、言葉も習慣も全く分からない不安定な状況下で、生死を彷徨う妻を、母を、夫と息子が交互に見守り、併せて中国の医療システムの実態や人間模様を赤裸々につづった中国三十日間の記録である。
目次
1章 瀋陽の春(これがICU?;すべてにお金が優先 ほか)
2章 手術は成功(後ろ髪を引かれて一時帰国;治のメモから ほか)
3章 幸せなお母さん(お母さんが首を縦に振った;少しでも良くなっていますように ほか)
4章 九死に一生(軽い脳梗塞の状態;お母さんが喋った)
著者等紹介
佐藤治迪[サトウハルミチ]
1937年東京都葛飾区生まれ。1997年東京都内の石神井、浅草、豊島など九つの郵便局を経験して、清瀬郵便局長を最後に退職。現在、東京都葛飾区柴又に在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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