内容説明
その昔、確かにあった“褻”の文化―とある村の老人が語る「夜這い」の流儀とは?そこには「性」ではなく村の「生」があった。
目次
第1便 コンタクト
第2便 背景指南
第3便 マナー
第4便 告白
第5便 最後の夜這い
著者等紹介
村上弘義[ムラカミヒロヨシ]
1940年福井県に生まれる。1964年東京で印刷会社開業。1995年オートキャンプ場開業。現在、岐阜県に在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mammam0601
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筆者が青年期に体験した「夜這い」日記。氏の地方での「夜這い」を手紙形式で紹介する。氏の育った北陸地方での「夜這い」記であり、我が国に存在した「夜這い」のほんの一側面である。富国強兵下「夜這い禁止令」以降も細々と残った各地の「夜這い」には、さまざまなローカルルールや形式がある為、本作品が即ち「日本の夜這い」ではない事を念頭に読むといい。中国地方山間部にあった「夜這い」とは存在自体が大きく異なり、その部分をみても近代日本の文化風俗には強烈な興味を感じる。2012/10/24
コア
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昭和中頃まで実在していた「夜這い」の文化を紐解くノンフィクション。研究や考察ではなく体験談です。当時の10代20代の若者たちの熱く純真な心、変わりゆく時代の日本の姿が、まさに当時の日本を生きてきた者の視点で綴られています。2010/09/13
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