内容説明
昭和１４年５月から６年余り、好むと好まざるとにかかわらず命令一下、銃を手に戦い、多くの戦友が、武器を持たない庶民が巻き込まれて命を落とす光景を目にしてきた著者が実体験を記すことで理不尽な軍隊と無益な戦争の実態を明らかにする。
目次
軍歌と私の軍歴
待ち伏せ
不惜身命の布
コスモスの花の咲く頃
奇遇
曠野を朱に染めて
季九庄の戦闘
追記
著者等紹介
斎藤久平［サイトウキュウヘイ］
大正８年１２月神奈川県に生まれる。昭和１４年６月興亜勤労報国隊員として満洲に渡る。昭和１５年１２月北支要員として甲府第４９聯隊に入営。その後、北支那派遣軍第３５師団２２０聯隊第１０中隊、甲第１８７０部隊を経て宇都宮東部３６部隊に転属。昭和２０年１０月復員し、農業に従事（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
