内容説明
ある日、庭にひょっこり現れた1匹のタヌキ。パンをあげると、次の日からは兄弟4匹で仲良くやってくるように。そこから、おばあちゃんとタヌキたちの心温まる交流が始まったのです。
目次
第1章 うわあ、イノシシだ
第2章 タヌキと仲良しになったおばあちゃん
第3章 待ちに待った二世誕生
第4章 こんな動物見たことない
第5章 洋平とさと子
第6章 ジローとサブは人気者
第7章 サブとの別れ
第8章 サブの子は小心者
第9章 わがままブー子の居座り作戦
著者等紹介
山本幸子[ヤマモトサチコ]
1930年3月、茨城県日立市生まれ。共立女子大学卒業。2004年10月4日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yamakujira
4
茨城県日立市の住宅の庭で、訪れるタヌキを餌付けして、7世代にわたるタヌキの家族を観察した記録。でも、生き物好きの主婦が書いた本だから、専門的な記述じゃなくて軽く読めるエッセイに仕上がっている。それなのに、タヌキの個性が感じられて面白いし、子離れの時期には親が去ったり子が去ったり、さらには兄弟でも片足を失うほどの喧嘩をしたり、庭を掘り返したり、サンダルを咥え去ったり、懐いたからこそ見せてくれる生態はかわいいだけじゃない。1991年発行だけど、タヌキの世代交代は続いているのかな。 (★★☆☆☆)2018/12/09