内容説明
時はプエブロ号拿捕事件勃発の１９６０年代後半。韓国を仮想敵国とした日本の極秘文書が何者かに盗まれる。誰が何のために盗んだのか。調べを進めるうちに、盗んだのは米国軍人の顔を持つ男である疑いが強まる。しかしそのとき、既に文書は北朝鮮の手に渡っていた―。秘密裡に文書奪還の命を受け北朝鮮に乗り込んだ男、城野。果たして文書を取り戻すことはできるのか？謎が謎を呼び、舞台は香港、ジュネーブ、アテネ、パリ、平壌、東京…とめまぐるしく動いていく！息もつかせぬスパイ小説決定版。
著者等紹介
平川晃三［ヒラカワコウゾウ］
福岡県生まれ。日本大学芸術学部文芸学科卒業。在京経済誌社勤務を経て、現在福岡県で家業を継ぐ（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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