内容説明
「史記」の扁鵲倉公列伝に、漢方医として初めて名前を残し、死者を蘇らせるとまでいわれた薬王扁鵲の、波乱に満ちたファンタジーストーリー。禁断の医書“黄帝内経匿口”を求めて、危険な旅に出た扁鵲の強靱な意志は、次の世代に受け継がれた―。
著者等紹介
上村義徳[ウエムラヨシノリ]
福岡県出身。福岡大学薬学部卒。薬剤師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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BIN
4
中国古代の伝説的名医扁鵲を描いた作品。扁鵲は史記にも列伝で書かれており、春秋~戦国のどの時代の人物かもよくわかってないが本作では戦国時代初期が舞台ではあるものの。序盤に虢国が出てきてこの国は春秋時代に滅んだ国なのでそこはあまり考慮されてない様子。禁断の医書「黄帝内経匿区」を巡るファンタジーで、扁鵲の弟子が敵と戦うものです。扁鵲自体はたまに顔を見て病や死期を見抜いたり、病を治したりするという名医ぷりをたまに見せるだけ。あまり期待してなかったけど思ってたよりかは楽しめた。2016/10/10
CATANIAN
1
漢方薬に興味があったので購入。赤影とか昔の忍者ものドラマのような単純でテンポの良いファンタジー小説であった。重厚感のある装丁とはだいぶギャップがある。つまらないわけではないので、気楽に読むにはよかった。2016/11/27
あきよん
1
あまり扁鵲のスゴさが伝わってこなかったなぁ。途中までミステリーっぽく進んだけど、ラストの巻き返しももう一つ。。。2013/01/09
今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン
0
まったく知らないものについて、触りの触りだけ知れた感じ。やはり元ネタにチャレンジしないといけないか。2015/05/19