内容説明
航空自衛隊の服務指導官として宅間守と接見したときの経緯や印象を語り、附属池田小事件が残した教訓を探る。さらにそれを踏まえ、健全な青少年育成のために何をすべきか、働く人のメンタルヘルスや自殺の問題をどうしたらよいか、を考察する。
目次
第1章 池田小事件発生までの概要
第2章 池田小事件が残した教訓
第3章 宅間守の生活歴の考察
第4章 健全な青少年育成のために
第5章 働く人のメンタルヘルス
第6章 自殺の問題
第7章 カウンセリング
著者等紹介
坂井譲[サカイユズル]
1951年、熊本県生まれ。1981年、航空自衛隊幹部候補生学校を卒業し、人事特技幹部に配置され、その後、メンタルヘルス・カウンセリングなどの経験を積み、1989年に心理特技幹部に配置になった。具体的には、人事(労務管理)・心理学・精神保健学の各教官、主な業務として職業適性検査、心理テスト、操縦適性検査(飛行要員)心理面接検査官等を行う。その後、自衛隊岐阜病院診療部臨床心理幹部・精神科長、精神保健部予防指導班長などを歴任。2005年、定年退職。現在、周南農業協同組合の健康管理室長として勤務。日本カウンセリング学会員。日本認知療法学会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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