内容説明
「一隅楽しまざれば満座憂う」…こういう感情を総ての人々が共有出来る社会は健康な美しさに輝いている。それとは対蹠的に、日本社会の上層部及びセレブだの勝ち組だのと尻軽メディアに担がれ鼻梁を高くしている一群に蔓延している覆い様のない人格的劣化、そのアンモラル。余人の憂いや哀しみを僅かばかりも我が事とは感じない倨傲と無神経が今、日本のイニシアチブを握っている。優しさと平等が失われた社会に「仲よし」は成り立たない。「仲よしの国」の使者、ぴよピヨと共に警鐘を打つ日本の歪み断章。
著者等紹介
清水一仁[シミズカズヨシ]
1953年生まれ。大阪府在住。服飾デザイナー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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