内容説明
現役在宅緩和ケア専門医による貴重なモルヒネ反復服用体験記。怪我による、耐えかねるほどの激痛…。モルヒネに精通した著者ですら、最初の1錠を前に逡巡した。だが服用10分後、身動きもできないほどの激痛は消え、反復服用で普通の生活を取り戻した。医師だからこその服用記録。
目次
第1部 ドキュメント・医者がモルヒネをのむとき(こどもの日のアクシデント;そして悪夢は始まった;車椅子さっそうと街を行く ほか)
第2部 痛みに関するレクチャー(痛みって何だろう;痛みが起こるメカニズム;がんの痛みは怖くない! ほか)
第3部 生きるための緩和ケア(在宅ホスピスの日常;ベストセラーのような現場;看取り、そしてその後 ほか)
著者等紹介
渡辺邦彦[ワタナベクニヒコ]
1959年7月9日生まれ。1978年獨協高等学校卒業。1984年獨協医科大学卒業。1990年獨協医科大学大学院修了(医学博士)。1991年日本脳神経外科学会専門医。獨協医科大学脳神経外科臨床講師、とちの木病院脳神経外科医長、栃木県立がんセンター脳神経外科医長・同緩和医療部部長代理。現在、医療法人陽気会在宅ホスピス・とちの木所長、栃木県立がんセンター緩和医療部コンサルタント、獨協医科大学非常勤講師。国立がんセンター生物学部、スイス・チューリヒ大学、フランス・リヨン国際癌研究機構にて脳腫瘍の研究に従事。ピースハウスホスピス(秦野)、オーストラリア・ニュージーランドで緩和ケア研修。1997年日本脳神経外科学会奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。