内容説明
日本文化の達人・岡倉天心の『茶の本』(原題: THE Book of Tea)を読み解く。茶道に永年親しみ、女性ならではの感性で天心の真情を明らかにする。
目次
第1章 茶の取り持つ縁
第2章 茶の歴史 中国・日本
第3章 茶道の精神的基盤
第4章 茶の空間
第5章 芸術鑑賞について
第6章 花と人間
第7章 茶人の生涯
第8章 『茶の本』以後
著者等紹介
川原澄子[カワハラスミコ]
1937年、東京生まれ。東京在住。現在、表千家教授。俳誌『黒姫』同人。日本ツバキ協会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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iku lele
4
岡倉天心の『茶の本』を読み出したけれど、その内容が高尚で理解できないと唸っていたところに、薦められた本。英語で出版された岡倉天心の文章には一体何が込められていたのか、そでがとてもよく分かりました。読みやすい一冊です。もしも私が英語や西洋の文化に精通していたなら、『茶の本』の本来の面白さを堪能できたのかもしれない。岡倉天心は実は私が勝手に作り上げた人物像よりもユーモアにあふれた、そして想像以上に頭のきれるお人だったのだな。それを解説してもらえてやっと味わえた気がします。西洋と東洋を相い合いさせた先人を尊敬。2013/11/01
amabiko
1
知らない著者の本だったので、あまり大きな期待はせず、ふわっと読み始めたのだけれども、思いのほかとても面白かった。表千家の教授であり俳人でもある著者が、自身の体験を交えながら、読み解くというより、まさに『茶の本』を味わったエッセイ。桶谷英昭訳の引用量が適切であり、また先行する研究の紹介もあり、『茶の本』ダイジェストとして気軽に読めた。キーワード:暗示・不完全・精神主義・東西文化の接点。「美しいものとともに生きてきた人だけが、美しく死ぬことができる」「東洋と西洋とは、岡倉覚三において相い合したのである」2013/08/25




