内容説明
地球の磁場は何度も逆転していた。80年前多くの専門家が無視したこの予見は、地球のダイナミズムを解き明かす大きな一歩だった。多くのエピソードで、地球科学史上世界で最も有名な日本人・松山基範の実像に迫る。
目次
末原基範として生まれて
墨江基範となる
二人の若い教師の会話
松山基範の誕生
松山基範の学位論文
理論地質学講座の創設
松山基範と地球磁場の逆転
松山基範と潜水艦による重力測定
京大退官後の松山基範
今始庵だより〔ほか〕
著者等紹介
前中一晃[マエナカカズアキ]
1941年大阪府に生まれる。京都大学大学院理学研究科博士課程修了。現在花園大学教授。京都府在住。所属学会:地球電磁気・地球惑星圏学会、アメリカ地球物理学会(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。