内容説明
増加する青少年の自殺に終止符を打つため、政府が立ち上げた恐るべきプロジェクトとは…。生きる意味を問う衝撃のストーリー。
著者等紹介
山田悠介[ヤマダユウスケ]
1981年6月8日生まれ。2001年、都市型ホラーノベル『リアル鬼ごっこ』(文芸社)でデビュー。若者層の圧倒的な支持を得、ベストセラーに。2003年、第2作目『@ベイビーメール』でその実力が評価され、地歩を固める
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫綺
70
kyonさんからオススメいただいた本。自ら命を絶つためのスイッチによって、起こされる数々のエピソード。そのストレスに耐えた子供たちの悲哀を描いている。全身麻痺で寝たきりだった時の精神状態に近いものがあった。2012/12/05
鈴本優歌
65
久しぶりに一気に読んだ一冊。次に起こることが予想できて怖いのに、続きを読みたいという気持ちを抑えられない。登場人物たちにこんなに感情移入したのはいつぶりだろう。一人一人がしっかりと自分の意志を持ち、勇気を持ち、希望を持っていた。その上でのこの結末。自分がどういう感想を持っているのか分からない。ただ思うのは、この世界の全ての人がスイッチを持っていたら、世界はどうなるんだろうっていう疑問。どれくらいの人が、登場人物たちのように強く生きられるのだろうか。私たちは、このスイッチを押させない希望になれるのだろうか。2015/07/10
舞
59
中学生の頃。流行った山田悠介。これはハラハラドキドキ?でも面白かった記憶がある。
山田
12
この人の作品を読むのって、多分中学生の時以来なんだよね。他の作品に比べると何となくメッセージ性が強くて読みやすかった。それでもやっぱり中高生向けだから、もう少し歯応えは欲しいところ。細かい設定警察の僕としては、GPSをつけろとか、施設を出たら発動するシステムを作れとか、電源はどこから?とか、色々言いたいことはあるけど…。あ、でもやっぱり中高生には読んで欲しい一冊でした。2020/07/13
蘇我クラフト
9
面白かったああああ2015/07/30
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