内容説明
編集校訂に使用した原典は、モスクワの「ムジカ」から出版された「グリンカ・ピアノ作品集」（１９７６）である。その中から格別に美しい粒よりの作品だけを選び、アーティキュレーション、フレージング、強弱、指づかいから、さらにテンポについてまで綿密な検討を加えた、校定者の解釈を明確にしたものであり、何よりも現実的な要求に応えた実用版である。
目次
発表会用（コントルダンス第４番；新しいコントルダンス第２番；新しいコントルダンス第５番；コントルダンス第５番；新しいコントルダンス第４番 ほか）
演奏会用（アリャービエフの「うぐいす」によるヴァリエーション；ポロネーズ；ノクターン“別れ”；フーガ；マズルカの思い出 ほか）
著者等紹介
木村雅信［キムラマサノブ］
１９４１年生まれ。東京芸術大学および大学院に学ぶ。’６４年、第３３回音楽コンクール作曲第３位。’７３年、第２回モスクワ国際バレエコンクール最優秀伴奏者賞。’８２年、スペインのアルコイと札幌でのピアノリサイタル。’９０年、エッセイ集『作曲家の手仕事』（みすず書房）出版。’９２年オペラ『竹取物語』初演指揮。作品リサイタルは７０回を数える。札幌現代音楽展ＳＧＯ代表、「詩歌の会」主宰、国際芸術連盟作曲会員。札幌大谷大学図書館長、音楽学部教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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