出版社内容情報
いま語りつぎ、子どもにつたえる戦争の悲劇と平和への祈り。「平和文庫」シリーズの最新刊です。本書は、昭和31年8月9日長崎で開催の第2回原水爆禁止世界大会に向けてまとめられた37人の被爆体験記。
目次
第1部 午前十一時二分(直美と生きる(江頭千代子)
死んではならない(吉田勝二)
耳にしみわたる声(下平作江)
環らぬ姉(前川誠)
真っ白な骨の海(宮本スミエ)
青い空の何処かで(永江シズ子))
第2部 生命ある草(虐げられた命;十一年目の夏;いけにえはもうたくさんだ;子らの訴え)
第3部 生きていてよかった(生きていてよかった;世界大会によせる;平和へ手をつなぐ母)