目次
川島芳子女士の横顔
春の渤海湾―生い立ちの記
少女の頃の雑記帳―その後の生い立ち
黙劇の恋
何故に男装するか
蒙古の夜
建国秘誌―宣統帝・鴻秋妃天津脱出を中心に
上海R・M・C倶楽部
血は水よりも濃し―蘇炳文叛乱前後記
国定軍血盟式の記
真相―私の天津遭難前後の
日本の皆様へ―歯に衣着せぬ記
著者等紹介
川島芳子[カワシマヨシコ]
1907~1948。中国・北京生まれ。清朝・粛親王の第14王女として生まれる。6歳で満州と蒙古の独立構想をもった川島浪速の養女となり、8歳で日本に渡る。関東軍に手を貸し、諜報活動などを行う。清朝復辟の緒である満州国が日本の傀儡であると悟ると日本の大陸政策を批判。終戦後、中国の国賊として北京で逮捕され、銃殺刑となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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津野1号
5
せつないですね。2024/04/08
友川サイコー
3
当事者が語る先の大戦の敗因。「政治の貧困」、「軍部の驕慢」、「官僚の独善」。平成の今、歴史上アベ時代と呼ばれることになるであろう恐るべき驕りと慢心の政治。読むべき本は当事者の声が反映したものが良い!2017/04/16
好奇心
2
清王朝の皇族でもあり日本人でもある、ジャンヌダルクに憧れ、幼少より軍人教育され日中戦争に係わった、何がそうさせたのか?結婚もしたがマタハリも結婚、3人の共通点はともに銃殺・火あぶり・処刑と若死にしている、芳子とマタハリは芸能部門でも取りあげあれ、芳子は男装の麗人として戦前一世を風靡した存在だった、マタハリと同様にスパイとして母国中国に逮捕されたのは時代のいたずらか?日中の間を駆けまわれジャンヌへの憧れは満喫できたのではないか、この手の人たちは替え玉生存説は必ずあるが彼女もせの説は絶えない・・冥福を祈る2021/10/15
ミネチュ
1
「男装の麗人」というキャッチフレーズ(?)はよく耳にしたし、清朝の皇室の血を引く人というのは知ってますけど、実際に何をした人なのか、何故有名な人なのか知らなかったので、たまたま図書館で目に入ったこの本を読んでみました。 てっきり伝記だと思って借りたんですけど、自伝でした。ま、自伝も本人が書いた伝記なんでしょうけど・・・。 川島芳子を既に知ってる人が読む本かな。自伝だけに、この本を読んでも、この人が何故有名人なのかはわかりません。2015/01/17