人間の記録
埴谷雄高―影絵の世界

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  • サイズ B6判/ページ数 246p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784284700566
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0323

目次

魂の同質性
ロシア的雰囲気
オブローモフとペチョーリンとムィシュキンと“主義者”
ニヒリズムの容器
反抗の“夜”と“昼”―アナキズムとコンミュニズム
“政治への没入”の時代
灰色の壁
さかさまになった夜と昼―無職業の時代
戦争のなかの顔
検挙と数冊の本

著者等紹介

埴谷雄高[ハニヤユタカ]
1910~1997。台湾生まれ。小説家・評論家。本名・般若豊。大学入学後アナーキズムの影響を受け、共産党に入党。農民運動に関わり検挙され、形式的な転向によって出獄。平野謙らと「近代文学」を創刊し、存在の秘密や大宇宙について語る形而上学的大長篇小説『死霊』を連載する。評論家としてはスターリニズム批判をし、60年安保世代に影響を与える。ドストエフスキーに多大な影響を受け、多くのドストエフスキー論も執筆した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Happy Like a Honeybee

1
埴谷雄高が第二次大戦中に検挙され、出獄されるまでの半生が記されている。 特高警察にガサ入れされ、焚書されてしまうなど時代を反映している。 先人たちの苦労があったからこそ、日本国憲法19条で思想良心の自由が活かされている。 台湾で出生し、恵まれた環境で左翼活動へ傾倒する埴谷氏。 ドストエフスキー、地下室の手記と重ねながら独房生活を振り返っている。 2014/08/17

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