内容説明
“永遠のアリス”森茉莉の星屑の様な生の欠片を集めた、エッセイのジュエリー・ボックス。全集未収録作品も多数収録!読めばあなたも不思議の国へ。
目次
1 エロティシズムと魔と薔薇(エロティシズムと魔と薔薇;鏡と女 ほか)
2 私の聴いた童話(私の場合;私の聴いた童話―清心丹の香いの中で ほか)
3 蒸留水の純粋(交友が下手な話;甘えっ放し ほか)
4 私の中のアリスの世界(無ければ生きてゆけぬ蜜の香りの空気;贋もの貴族 ほか)
著者等紹介
森茉莉[モリマリ]
1903、東京に森林太郎(鴎外)の長女として生まれる。小説家・エッセイスト。1957年『父の帽子』にて第五回日本エッセイスト・クラブ賞受賞。1961年『恋人たちの森』で第二回田村俊子賞を受賞。1987年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
haruaki
29
森茉莉の贅沢な精神を感じる言葉に触れていると、その高いこだわりのある美意識が胸に沁みこんで、美しさという意味を考えさせられる。贅沢さは優しい心や豊かな感性の中にあるのだ。父、鷗外とのやりとりや、三島由紀夫との関係の話が興味深かった。2017/11/06
りりす
22
森茉莉の本は結構な数を読んで、所有もしてるつもりですが、これは買わなくては!!という一冊(図書館)。ジュリエットの話がお気に入り。2017/08/12
すーぱーじゅげむ
13
なんといっても森鷗外の子煩悩っぷりが光るエッセイでした。厳しい、女性蔑視というイメージがありましたが、子供には激甘という鷗外の意外な面が見えます。茉莉もファザコン。というか自分のことをエッセイ上で「茉莉は~」と言っちゃう。お嬢様がそのままオバサンになった可愛い人という印象でした。ひとつひとつのエッセイが短くまとめられています。フランス風の美しいものが好きで、1年ほどパリに住んでいたそうです。息子の名前はジャックというキラキラネーム……。2023/09/03
rinakko
10
久しぶしにお茉莉さん。大好きだけれど、昔のようには素直に読めないところもある。それでも特別な人。2015/11/15
駒子
8
好きなものは誰がなんと言おうと好きだとはっきり言える強さ、日常にある細々としたものや食、嗜好品への愛着など、著者の強い個性と豊かな感性が伺われる一冊。良いとこのお嬢さんで、「顔を洗うお湯」と言えば女中がたらいを持って現れ、髪も女中に洗わせ、どこかへ行くには人力車。そして、父からの惜しみ無い愛情があったからこそ、のびのびとアリスのままでいられたんだろうなあ。2017/05/01
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