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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
159
坊やはワンワンが大好き。寝つく前にお話して頂戴。ワンワンの話だけだよとせがみます。皆さんも一緒にどうぞ。千葉省三、のどかな風景が目に浮かぶ昭和4年の童話です。愛嬌がありのんびり屋なのに負けず嫌いでいたずらっ子。なぜかアンパンが大好きなワンワンの周りでは、いろんなことが起こります。まん丸の銀貨を拾ったお話。道端で日向ぼっこしていたらカニが近づいてきたお話。パパちゃんと何度も競争したお話。荻窪にある茶畑からワンワンが登場する場面では時代を感じます。良くも悪くも必死なワンちゃんの姿を独特の世界観で描いています。2022/11/03
katha-anmila
1
犬のことをワンワンと幼いころ言っていたことを思い出します。お父さんのことをパパちゃんと呼ぶこのナレーター。そしてそのパパちゃんのことを『キミ』とよぶワンワン。。。時にタバコを吸い、手紙を書く犬。お話がほんとうに『おはなしである』ことに心豊かな子ども時代を過ごせた子どもを昭和初期の時代背景もなんとなく読み取れ微笑ましい光景が目に浮かびます☆表紙よりページを捲った瞬間、『この本、欲しいっ!』と思いました(^_-)2013/03/25