出版社内容情報
底本 「くすり博物館」彩巧社1979年
薬学・医学史のレファレンスとしてはもちろん、
日本人と「薬」の関わりが織りなした、多彩な文化を知る決定版!
薬学、医学、文化史から、日本人と「薬」の結びつきを多面的にとらえる
薬の神様(薬租神)から、正倉院に残された薬種(薬の原料)、江戸時代の薬問屋、富山の薬売り、そして西洋薬学の受容とわれわれの健康認識まで。医学、生活、文化との関わりから日本人と「薬」の歴史を紹介する。さらに、薬種、製薬・調剤の方法、売薬の製造から宣伝、販売をも網羅した、ユーモラスな図版満載の「薬」の百科全書。
豊富な写真・図版でひもとく、書物のなかの「薬」博物館
朝鮮人参、白檀、犀角、竜骨(古代象の化石)丹(硫化水銀)、雲母等の薬種、江戸期の本草図譜から、薬臼、薬玄、乳鉢、薬餌、効能書きを記した薬の看板、引札、明治期の富山配置薬のパッケージなど、貴重な写真・図版を多数収録。
◆目次◆
薬種 薬種/薬草図/本草図譜
薬種屋 薬種番付
製薬 片手盤・両手盤/薬篩/薬臼/薬研/乳鉢と擦板/秤/成型具/らんびき
調剤 携帯用百味箪笥/計粒匙/圧尺/薬匙/大形百味箪笥/薬籠
売薬 行商薬箱/売薬番付/売薬袋
薬租神 少彦命名/神農画像/神農木像
看板 柱看板/置看板/掛看板/屋根看板/紙看板
引札 各種引札/美人画ポスター/双六
富山配置薬 行商鑑札/通行手形/懸場帳/配置薬各種/行商背負い箪笥/葛籠/富山絵
西洋薬学 西洋薬学本
健康の認識 薬箱/印籠/仰人・伏人・側人明堂三図/飲食養生鑑/房事養生鑑/種痘/旅用薬入れ/守袋/麻疹絵・疱瘡絵・虎狼痢絵/衛生寿互録
目次
薬種
薬種屋
製薬
調剤
売薬
薬祖神
看板
引札
富山配置薬
西洋薬学
健康の認識