内容説明
歴史の要請に対する応答としての「教育改革」、その変遷を素描する。教育改革/教員養成・教師論/幼児教育・障害児教育/子ども・家族/公共性・ナショナリズム/戦争/身体・メディア―。7つの現代的なアプローチから“教育”の枠組みを越境する!教育史研究と関連領域を接続する重要論考を精選した、新しいリーディングスの登場。
目次
1 一八七〇年代から一八九〇年・五学校令案まで(「教育令」の成立に関する一考察―明治政権の確立過程を視点にして;嚶鳴社員官吏と「改正教育令」―島田三郎を中心にして ほか)
2 一八九〇年代から一九一〇年代まで(日本義務教育制度成立史論;「中等社会」育成をめぐる相剋―一八九九年(明治三二)改正中学校令の制定過程とその意味 ほか)
3 一九二〇年代から一九四〇年代半ばまで(戦前日本の女子の高等教育要求と制度構想―男女別学か共学かをめぐって;文政審議会における青年学校創設の構想 ほか)
4 戦後教育改革に関する研究(教育基本法の制定;学校教育法の成立 ほか)
著者等紹介
辻本雅史[ツジモトマサシ]
1949年生まれ。現在、国立台湾大学日本語文学系教授、京都大学名誉教授
米田俊彦[ヨネダトシヒコ]
1958年生まれ。現在、お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。