- ホーム
- > 和書
- > 教育
- > 教育問題
- > いじめ・非行・不登校・引きこもり
内容説明
だれか、「いじめ問題」について、わかるように教えてくれ!!いじめの誕生から、三度のいじめパニック、そしてそこから生まれた様々な理論までを徹底分析!いじめ問題を考えるための最初の1冊。
目次
プロローグ―「いじめ」の誕生
第1章 いじめ自殺の衝撃―三度の“いじめパニック”
第2章 ネットいじめ
第3章 “いじめ”のカタチ
第4章 なぜ、いじめは発生するのか?
第5章 学級集団といじめ
第6章 いじめ問題と向き合う
エピローグ
ブックガイド
著者等紹介
加野芳正[カノヨシマサ]
1953年、岡山県生まれ。香川大学教育学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
昼夜
39
高校生でもわかる教育問題シリーズの1冊。私が生まれたころにいじめという枠組みができた。個人と社会の中での軋轢と規範、一人一人の考え方捉え方で千変万化して難しいです。でも、いじめは絶対にどんなことがあってもいけないこと、人権侵害なのだと当事者だけでなく社会全体が肝に銘じて向き合っていくことが大事なのだと思いました。2012/01/06
MasakiZACKY
3
学校でのいじめ問題について、いくつかの事例を用いつつ、歴史的文化的に考察したり、社会科学の理論から解釈を試みたりした体系的な一冊。非常に幅広い視点で書かれており、いじめを包括的に理解するには最適。いじめる側に一番問題があることは断固として主張しながらも、偏り過ぎず色々な考え方を述べている。読書案内も貴重。いじめは絶対に許してはいけないが、アプローチが余りに難しい。この本で幅広い観点を得たところで「結局どうすればいいんだ」となるかもしれない。あくまでヒントであって、一人一人が一人一人に向き合わねばならない。2012/12/05
ふみ
2
読んでよかった。いじめとはどういうものであるのか、その人の考えだけではなくて、けんかとかと比べたり、今までの研究の変遷とともに解説したり、わかりやすい。いじめは妬みから、というのもすんなり自分の心に入ってきた。時々読み返して人間関係について考えたいと思います。2017/06/18
nom
2
いじめについて、いじめという言葉がいつ生まれたのか、いじめ報道の変遷、いじめの構造、いじめがなぜ起こるのか、いじめとどう向き合えばよいのか、などいじめ問題について概略を把握できる一冊。2015/06/28
米光一成
2
帯の言葉「感情論やスローガンでは解決できない!」 なるべく感情論に流されないように、冷静に分析して、わかりやすく伝えようとした本。でも、感情の問題でもあるので、単純に冷徹になってもダメという、ひきさかれるような問題があることが、ぜんたいから伝わってくる。2011/09/20