感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Olive
9
母の概念,それが知識であるなら夫々の持つ具体的母親像を超えたところで構成されている.それを母のコンセプションズと命名し,1950年代のドラマ「おかあさん」,ラジオ「母を語る」,修身と国語の教科書,受刑者の母への語りこの4つのパターンを題材に分析する.カテゴライズした質的調査をパーソンズの変数に当てはめて対応させようとするが,これがうまくいったのかどうかは疑問だ.結局宗教的なもの,R.N.ベラーの宗教的価値である「擬制的普遍主義」が解明していしまっているように思えるがどうか.2023/06/07
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