内容説明
「ピアニスト無用論」で世間を騒がせた、奇言奇行の音楽学者、日本の最もすぐれた民族音楽学者であり、日本民謡を真に科学的に分析研究した人、日本の芸術から文化・文明を批評の俎上にあげ、常にアイロニカルな調子で独自理論を展開した人―etc。独特の視点と先見性に満ちたさまざまな著作を縦横に読み解く。
目次
第1巻(日本の音楽)
第2巻(日本音楽と西洋音楽;日本音楽 ほか)
第3巻(日本の音楽に就ての一観察(博士論文)
報告―研究方法及び雅楽の音階と音程に就て ほか)
第4巻(ベートーヴェンの死;平民楽人シューベルト)
第5巻(ショパン;音楽概論 ほか)