内容説明
「人間の価値は、その能力にあるのではなくて、その存在そのものにあるのだ、ということを私たちは園児・寮生たちから教えられてきました。世話を受けているこの人たちから私たちが教えられることは非常に多くあるのです。」障がい者のみならず、高齢者も地域の人々も一緒になって、ともに生きる共同体の実現に邁進した長沢巌。実践への示唆に富む“セイント”の一生。
目次
1章 やまばと学園誕生
2章 障がい者の家族を持つ
3章 家族の輪の中で
4章 自立
5章 牧師への道
6章 社会へ
7章 終の棲家として
8章 聖人も人間だった
9章 施設民主主義
天へ
著者等紹介
長沢道子[ナガサワミチコ]
国際基督教大学卒業。東レや恵泉女学園英語科勤務を経て、1977年牧ノ原やまばと学園理事長・長沢巌と結婚。やまばとホームでハンディをもつ人々とともに暮らしつつ、昼間はやまばと作業所指導員として働く。1983年、夫が予期せぬ重度心身障がい者になり介護に専念。1986年、牧ノ原やまばと学園理事長に選任され、現在に至る。2007年夫が逝去するまで、介護と理事長職の両立に努めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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