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ピリオド楽器から迫るオーケストラ読本

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  • サイズ A4判/ページ数 141p/高さ 30cm
  • 商品コード 9784276962637
  • NDC分類 764.3
  • Cコード C9473

出版社内容情報

多様な活躍が注目されている「ピリオド・オーケストラ」に特化したムック。楽器の時代別の違いを写真で示しながら、最前線を詳解。モダン・オーケストラと同様の存在感を放つピリオド・オーケストラ。バロック時代だけでなく、古典派やロマン派のレパートリーを取り上げる団体も増えてきた。しかし、「古楽器=バロック時代の楽器」という誤った認識を持っているリスナーも少なくない。そこで、この本では、各楽器の時代ごとの違いを写真を示しながら、時代別のオーケストラの状況や使用楽器を解説。近代の楽曲の演奏まで突き進んだピリオド・オーケストラの鑑賞の手助けとする。このような知識は、彼らの「語法」を十分に汲み取り、ハイブリッドな演奏が可能となったモダン・オーケストラの鑑賞にも役立つ。


インタビュー 有田正広/フランソワ=グザヴィエ・ロト
名曲で辿る演奏スタイル
ストラヴィンスキー《春の祭典》
ワーグナー《ニーベルングの指環》
ベルリオーズ《幻想交響曲》
ベートーヴェン「交響曲第5番《運命》」
モーツァルト「交響曲第35番《ハフナー》」
バッハ「管弦楽組曲」
ピリオド楽器はモダン楽器とどう違うのか
ピリオド・オーケストラの登場と発展 ほか

音楽の友[オンガクノトモ]

佐伯 茂樹[サエキ シゲキ]
早稲田大学卒業後、東京藝術大学でトロンボーンを学ぶ。現在は、ピリオド楽器を中心に演奏活動。一方、数多くの音楽雑誌で記事や論文を執筆。管楽器全般の研究でも知られており、放送大学の講義ビデオ、NHKテレビの「N響アワー」「らららクラシック」に出演。東京藝術大学古楽科、浜松市楽器博物館、福岡古楽音楽祭、日本ワーグナー協会などの招きで講演会をおこなった。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Wataru Hoshii

5
佐伯茂樹さんのピリオド管楽器についての考察はいつも面白いし、フランソワ=グザヴィエ・ロト(先日の来日公演は素晴らしかった)のインタビューが掲載されているということで購入したムック本。これを読むと、ピリオド・アプローチが新次元に突入しているということがよくわかる。第2次大戦前までの作品は全て取り組みの対象になり得るし、演奏そのものの面白さもシビアに問われるようになってきている。ブラームスやブルックナーをピリオド・アプローチで演奏することの難しさの話も面白かった。ピリオド・オケに関心がある全ての人にオススメ。2018/06/17

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