出版社内容情報
歴史に名を残す巨匠や現役名手たちの内外ヴァイオリニスト名鑑、作曲家と作品、楽器と演奏者の系譜、製作者の工房紹介など。
ONTOMO MOOK「弦楽器＆管楽器ソリスト2004」が刊行されて約10年が経過しました。今回は、ヴァイオリニストとヴァイオリンにスポットをあてたMOOKを刊行致します。
この10年ほどの間に現われた若い、新しい才能をもったヴァイオリニスト、そして他界された巨匠たちを盛り込み、内外の最新情報を盛り込みながら現在の??ヴァイオリニスト地図?≠?描きます。
また、現役・物故したヴァイオリニストたちを再評価、改めてふるいにかけそのプロフィール、ディスク情報などをご紹介します。
巻末には「付録」として、古今東西の名ヴィオラ、チェロ、コントラバス奏者名鑑を掲載しました。
【巻頭言】 20～21世紀のヴァイオリンの巨匠たち（濱田滋郎）
ヴァイオリン、ヴァイオリニストにとっての20～21世紀という時代を改めて考える。様々な個性をもつヴァイオリニストたち、その芸風を俯瞰し、およそ200年の間ヴァイオリンとヴァイオリニストにとってどのような時代だったのか、改めて考える。
【対談】原田幸一郎×神尾真由子
数多くの若手ヴァイオリン奏者を育ててきた、元東京クヮルテットのヴァイオリン奏者の原田幸一郎氏とその??一番弟子?≠ﾆも言うべきチャイコフスキー・コンクールの覇者、神尾真由子氏へのインタヴューとお二人による対談。聞き手は、堀江昭朗氏。
【第1章】 ヴァイオリンとヴァイオリニストの血脈を探る（真嶋雄大）
ヴァイオリンの名器、現代に至るまでのヴァイオリニストの系譜をわかりやすく、図版も用いながら系統立てて解説する。本紙で「ヴァイオリニストの系譜」を連載されていた真嶋雄大氏が執筆。
【第2章】 世界の名ヴァイオリニスト名鑑 ※物故者編
世界のヴァイオリニストのカタログ プロフィールと経歴、代表ディスク紹介で構成。ONTOMO MOOK「弦楽器＆管楽器ソリスト2004」の原稿を補筆・訂正して構成する。
※コラム ヴァイオリンの名器たち（奥田佳道）
【第3章】 現代・ヴァイオリン工房考～ヴァイオリンの匠たち
名器を生み続けてきた日本のヴァイオリン・メーカーの工房、ヴァイオリンを個人で制作している「匠」の工房を訪ね、「楽器制作」の現場をレポートする。
【第4章】 世界のヴァイオリニスト名鑑 ※現役編
世界のヴァイオリニストのカタログ プロフィールと経歴、代表ディスク紹介で構成。
【第5章】 作曲家別 ヴァイオリンの名曲とそのスペシャリスト
古今東西「バッハ弾き」（礒山雅）
古今東西「モーツァルト弾き」（松田聡）
古今東西「ベートーヴェン弾き」（真嶋雄大）
古今東西「ブラームス弾き」（西原稔）
古今東西「フランスもの弾き」（野平多美）
【第6章】 日本の名ヴァイオリニスト名鑑
世界のヴァイオリニストのカタログ プロフィールと経歴、代表ディスク紹介で構成。
※コラム ヨーロッパとアメリカの、ヴァイオリニズムの違い（渡辺和彦）
※コラム 主要コンクール入賞者一覧（萩谷由喜子）
※コラム 21世紀の日本ヴァイオリン界を担う注目のヴァイオリニストたち（満津岡信育）
※コラム ヴァイオリン界の黎明期を築いたヴァイオリニストたち（濱田滋郎）
※日本人若手ヴァイオリニスト名鑑
【付録】 世界の名チェロ奏者、ヴィオラ奏者、コントラバス奏者名鑑（真嶋雄大）
※巻末
索引・凡例・レコード会社略語表・執筆者プロフィール
