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出版社内容情報
第二次世界大戦を生き延びた大作曲家が、意気消沈の日々、心境に合致するテキストを慎重に選び、作曲した作品をまとめたもの。
第二次世界大戦を辛くも生き延びた大作曲家が、経済状況の悪化や自身の健康問題、戦争裁判などをめぐって、とかく意気消沈する日々のなか、当時の心境に合致するテキストを慎重に選び、求めに応じて別々に作曲した作品を、死後、出版社がまとめて刊行したもの。フルオーケストラによる精妙なテクスチュアのなかに浮かび上がる、シュトラウスならではの、たゆたうような美しいソプラノが、現世への永訣の境地を穏やかに告げて、聴く者に忘れがたい印象を残す。
1.春、2.九月、3.眠りにつくとき(以上、ヘッセ詩)、4.夕映え(アイヒェンドルフ詩)。
【著者紹介】
1973年生。一橋大学大学院言語社会研究科・博士後期課程修了。博士(学術)。著書に『リヒャルト・シュトラウス 「自画像」としてのオペラ──《無口な女》の成立史と音楽』、訳書にベルリオーズ、シュトラウス『管弦楽法』、共訳書に『カルロス・クライバー上・下』など。『レコード芸術』誌、『朝日新聞』演奏会評などへの寄稿のほか、各種曲目解説などへの寄稿・翻訳多数。