出版社内容情報
作曲者最後の完成された混声合唱組曲。立原道造の情感豊かな選び抜かれた言葉で描かれる愛を謳った詩5編で構成。
2010年9月6日に56歳の若さで惜しくも急逝した作曲家・鈴木行一氏の最後の完成された混声合唱組曲。立原道造の情感豊かでかつ選び抜かれた言葉で描かれる愛を謳った詩5編で構成されている。青年の孤独な魂が、一人の女性との出会いを通して、やがて熱狂的な生への肯定へ向かう姿が、一見平明に見えながら次第に複雑に変転してゆく。繊細で陰影に富んだメロディ、和声の巧みな用法によって(氏の愛してやまないフォーレのように)描かれている。中級くらいの演奏技術で取り組めて、充実した音楽体験が得られる、作曲者が多くの合唱団に向けて遺した、優しく、感動に満ちた贈り物。
?T. この闇のなかで
?U. ひとり林に・・・
?V. 虹の輪
?W. また昼に
?X. 優しき歌
【著者紹介】
作詩者:
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- 和書
- 演劇太平記 〈2〉