出版社内容情報
同曲の管弦楽パートをピアノ連弾に編曲。同名絵本『たいようオルガン』がテキストの単一楽章、演奏時間約16分の作品。
2010年に大阪ハインリッヒ・シュッツ室内合唱団の委嘱により作曲された混声合唱とオーケストラのための《たいようオルガン》のピアノ連弾伴奏版。荒井良二の同名絵本『たいようオルガン』(偕成社)をテキストとする単一楽章、演奏時間約16分の作品。“たいようオルガン たいようオルガン たいようが オルガン ひいて あさが きた”という鮮やかな一節から“ゾウバス”の長い旅は始まり、“のったりおりたり”をくりかえしながらバスはどこまでも走り続ける。みち・かぜ・くさ・はな・ビル・くるま・かみなり・さかな・ボート…次々と飛びだすプリミティブな言葉たち。音楽は躍動するリズムと緻密なハーモニーをもって絵本の放つ圧倒的な色彩を響かせる。
【著者紹介】
詩:1956年山形県生まれ。2005年アストリッド・リングレーン記念文学賞を日本人初受賞。『たいようオルガン』(偕成社)で2007年第1回JBBY賞を受賞し、2008年IBBYオナーリスト(世界の優良図書)に選ばれる。絵本の他にもプチプチ・アニメ「スキマの国のポルタ」(NHK教育テレビ)が文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞受賞。