光と共に光の中を - 混声合唱とピアノのための

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  • サイズ A4判/ページ数 67p/高さ 29cm
  • 商品コード 9784276546226
  • Cコード C1073

出版社内容情報

長年にわたり詩作を通して水俣病を伝え続けている詩人の第六詩集『残照不知火(しらぬひ)』からの5篇の詩による混声合唱組曲。

熊本で住職をする傍ら、長年に渡り詩作を通して水俣病を伝え続けている詩人・吉津隆勝の第六詩集『残照不知火(しらぬひ)』より、5篇の詩をテキストとする混声合唱組曲。詩人は、「人間とは何者か。何のために生きているのか。」という根元的な問いと向き合いながら、水俣病の悲劇をありのままに伝えるとともに、混沌とした現代を生きる人々に鋭く切り込んで、問い、励まし、勇気づける。
荻久保和明の音楽は、代表作《しゅうりりえんえん》から約四半世紀を経てその流れを汲む本作でも、氏ならではの独創的でダイナミックな楽想を展開し、第3曲〈心のピストル〉では人間誰しもが心の中に併せ持つ、相反するもの(葛藤)を、徐々に捻じれ深まっていく渾身のフーガで表現する。この楽章のみ、伴奏楽器にオルガンを用いている(ピアノでも演奏可)。
荻久保ファンはもちろんのこと、初めて荻久保作品を演奏する人にも是非とも取り上げて欲しい力作。

叩キノメセ
許してはいよ
心のピストル
眠りなさい
光と共に光の中を

【著者紹介】
作詩者:詩人。1946年生まれ。現在は熊本県芦北で住職を務めながら詩人としても活動する。広島YMCA大学予備校講師、鹿児島県立高校教諭、水俣工業高校、芦北高校、水俣高校教諭を歴任。これまでに詩集『化生』(1984)、『浜木綿の詩』(1986)、『現人』(1993)、『砂の花』(1997)、『心のピストル』(2001)、『残照不知火』(2004)を発表。

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