ピュシス - 無伴奏混声合唱組曲3

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  • サイズ A4判/ページ数 43p/高さ 29cm
  • 商品コード 9784276545755
  • Cコード C1073

出版社内容情報

近年、オリジナリティ豊かな作品を積極的に発表している作曲家、山本純ノ介の意欲作。
平安後期の歌人、西行法師の和歌をテキストとした連作組曲の3作目。

秋の寂寥を詠った西行の有名な和歌「・・・鴫立つ沢の秋の夕暮」、春風に舞う桜の美しさを詠った「春風の花をちらすと見る夢は・・・。」の2首に基づいて作曲された。
前作「パンタ・レイ」のテーマ「侘び寂び」とは対照的に華麗さを感じさせる音楽は、西洋和声を軸に日本古来の音楽・楽器の音像との融合を図っている。
2曲目〈夢の中の落花〉の冒頭は「Na」という一語を詠う。これは擬音として、「菜、名、菜、那・・・」、「汝」などの意味をもつ語としても捉えられる。様々な表情をみせる「Na」に導かれて「春風の・・・。」のフレーズが、美しく、劇的に表れる。

難易度は上級。

1. 鴫立つ沢
2. 夢の中の落花

【著者紹介】
作曲家。1958年、作曲家、指揮者の山本直純の長男として生まれる。
東京藝術大学音楽部作曲科卒業。1984年、東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程作曲専攻修了。1995年、文化庁海外派遣特別研修員として渡独しベルリンで短期研修。1998年から千葉大学教育学部音楽科助教授。現在は同大学教授。東京藝術大学音楽部非常勤講師。

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