パンタ・レイ - 無伴奏混声合唱組曲2

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  • サイズ A4判/ページ数 60p/高さ 29cm
  • 商品コード 9784276545748
  • Cコード C1073

出版社内容情報

近年、オリジナリティ豊かな作品を積極的に発表している作曲家、山本純ノ介の意欲作。
平安後期の歌人、西行法師の和歌をテキストとした連作組曲の2作目。

「現代の音楽展 2008」において初演された西行の「捨てる」をモチーフとする3首の和歌をテキストとした連作組曲。和歌には仏道修行を決意するも「俗世への未練」を捨てきれない武士の迷いや戸惑いなど、非常に繊細な人間の情が詠われてる。
音楽もまた日本古来の「侘び寂び」の美意識、伝統音楽の要素を作曲の軸とし、細分化された声部を用いて「雅楽の節回し」や「能管の拉ぎ」など太く大きな旋律の「揺れ」や「うねり」を表現したり、聲明の一節がコラージュされていたり、随所に日本音楽のエッセンスがちりばめられている。
難易度は上級。

1.律の章
2.旋の章
3.聲の章

【著者紹介】
作曲家。1958年、作曲家、指揮者の山本直純の長男として生まれる。
東京藝術大学音楽部作曲科卒業。1984年、東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程作曲専攻修了。1995年、文化庁海外派遣特別研修員として渡独しベルリンで短期研修。1998年から千葉大学教育学部音楽科助教授。現在は同大学教授。東京藝術大学音楽部非常勤講師。

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