出版社内容情報
舘野泉2012年委嘱作。全体で約7分の作品の中に、情感豊かで力強い音楽が流れる。国内外で頻繁に演奏され好評を博している。
舘野泉の委嘱により2012年に作曲。師事していた作曲家の訃報に際し心に旋律が浮かび、それ以来長年大切にしてきた着想を左手ピアノ独奏用として完成させた。彼の人となりは「まさに“武将”そのもの」であったという。全体で7分ほどの作品の中に、情感豊かで力強い音楽が流れる。初演以来、国内や海外のリサイタルで頻繁に演奏され、大好評を博してきた。「曲は静かな序奏のあと分散和音上に主旋律が提示され、中間で六段の調べが、終結で希望の主題が引用される。左手だけで師の遺言が時を超え伝えられること絶えざる喜びである。」(作曲者の解説より)
サムライ
【著者紹介】
作曲家・ピアニスト。1966年熊本生まれ。東京芸術大学作曲科、同大学院で研鑚。作曲を菅野光亮、野田暉行、川井学の各氏、ピアノを岩倉孝子、鬼塚久子、伊奈和子の各氏、ソルフェージュをアンリエット・ピュイグ=ロジェ氏に師事。妻・育とともにピアニストとしても活動し、2007年1月新譜CD「ブラジリア―ナ第8番:ニャタリ・ピアノ曲集」はレコード芸術4月号で特選に選出。2012年「水のカンタータ」で熊本県文化懇話会新人賞を受賞。
著者等紹介
光永浩一郎[ミツナガコウイチロウ]
作曲家・ピアニスト。1966年熊本生まれ。東京芸大付属高校を経て、東京芸術大学作曲科、同大学院で研鑚。作曲を菅野光亮、野田暉行、川井学の各氏、ピアノを岩倉孝子、鬼塚久子、伊奈和子の各氏、ソルフェージュをアンリエット・ピュイグ=ロジェ氏に師事。妻・育とともにピアニストとしても活動し、2007年1月新譜CD「ブラジリアーナ第8番:ニャタリ・ピアノ作品集」はレコード芸術4月号で特選に選出された。2012年にソプラノ独唱、混声合唱、邦楽器群、オンドマルトノと管弦楽のための「水のカンタータ」で熊本県文化懇話会新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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