ニュー・スタンダード・ピアノ曲集
バルトーク/戸外にて

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  • サイズ A4判/ページ数 57p/高さ 31cm
  • 商品コード 9784276435940
  • Cコード C1073

出版社内容情報

バルトーク中期の傑作の批判校訂版。ハンガリーの自然と作品の関わりや楽曲分析など詳細な解説を収録する。

1926年、《ピアノ・ソナタ》と並行して作曲され、バルトーク中期の代表作となった《戸外にて》。本書は、底本に初版のユニバーサル版を使用し、自筆譜などを元に校訂した楽譜である。この傑作についてこれまで多くのことが語られてきたが、本書は、バルトーク研究家のパップ晶子と作曲家の末吉保雄が、その詳細な解説文章の中で、演奏や指導・鑑賞のための確かな視点を提案する。各楽曲の背景にあるハンガリーの暮らしや自然──第1曲の「浮かれ騒ぎ」や、第4曲に聞こえる夜の生物たちの鳴き声、第5曲の鹿狩りの様子など──をもとに、この曲のもつ豊かなイメージを描写するとともに、緻密に組み立てられたこの曲の構造分析を収録し、理解し演奏するための足掛かりを提供する。この名曲を愛する人の必携版である。

[曲目]
バルトーク作曲《戸外にて》
1. 太鼓と笛
2. バルカローレ
3. ミュゼット
4. 夜の音楽
5. 狩

【著者紹介】
編集・解説:桐朋学園大学ピアノ科卒業。ハンガリー政府奨学金を得て1989-92年にリスト音楽院に留学。1991、92、2000、01年にハンガリーとイタリアでピアノリサイタルを開催。1996年より、夏期は毎年ハンガリー科学アカデミー・バルトーク資料館でバルトーク研究を続けている。音楽之友社『バルトーク ピアノ作品集』の校訂をはじめ、多数の執筆活動に加え、バルトーク作品に関するレクチャーを精力的に行っている。ピアノを田村明子、高柳朗子、ジュラ・キシュ、マリアン・アーブラハーム各氏に、バルトーク研究を末吉保雄、ラースロー・ショムファイ各氏に師事。鎌倉女子大学准教授。

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