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出版社内容情報
主に1765-1774年に成立した曲を収載。ウィーンの伝統に則った作曲技法から脱し、内向的様式への模索が見える。
2009年の没後200年を機に、新たに改訂されたピアノ(クラヴィーア)・ソナタ全集。1970年代に出版されたランドン校訂の旧版を底本として、その間に発見された新たな資料を基に改訂された。新全集の特長は次のとおり。?@楽譜が全面的に浄書し直された。例えば、重音奏法は、原資料に基づき、各声部に符尾をつけ声部の流れがわかりやすくなった。?A曲順を、旧版ではランドンの分類による年代順だったが、利用者の便を図りホーボーケン番号順に並び替えた。?B演奏法、装飾法、カデンツァについて詳細な解説が加えられた。?C旧版では掲載されなかった校訂報告が加えられた。
ハイドンのソナタはピアノ学習者のレッスン曲としてのみならず、近年多くのピアニストの重要なレパートリーとなりつつある。今までモーツァルトやベートーヴェンの陰に隠れていたハイドンのソナタの魅力が、再認識されてきたといえるだろう。
本書は、全4巻のうち第2巻。本巻では、主に1765-1774年に成立した曲を収める。この時期のソナタには、ハイドンが今までのウィーンの伝統に則った作曲技法から脱し、新たに内向的な様式を模索していたことがうかがえる。
[曲目]
Sonate B-dur Hob.XVI:18 (旧版No.20)
Sonate D-dur Hob.XVI:19 (旧版No.30)
Sonate c-moll Hob.XVI:20 (旧版No.33)
Sonate D-dur Hob.XVI:33 (旧版No.34)
Sonate As-dur Hob.XVI:43 (旧版No.35)
Sonate g-moll Hob.XVI:44 (旧版No.32)
Sonate Es-dur Hob.XVI:45 (旧版No.29)
Sonate As dur Hob.XVI:46 (旧版No.31)
Sonate e-moll Hob.XVI:47bis (旧版No.19)
付録
Sonate D-dur Hob.XVI:5a (旧版No.28)
【著者紹介】
校訂:ハイドン研究者。ウィーン原典版旧版の校訂者。